【人生100年時代を乗り切るためには・・・】
【高齢になったら考える選択肢】
➣人生100年時代って言うけど、体が不自由になったらどんな備えが必要?
住まいの選択肢として
①今の自宅に住み続ける。
②住んでみたいところに住み替える。
③シニア向け住宅や施設に入居する。
■サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
※民間企業が自治体に登録して運営する賃貸住宅です。
≪特徴≫
バリアフリー設計/安否確認サービス有
全国のサ高住の入居時費用の相場 198,000円/月額
東京都においては
東京のサ高住の入居時費用の相場 310,000円/月額
■住宅型/介護型 有料老人ホーム
※民間企業が運営。費用が高めで資金にゆとりがある方が好ましい。
≪特徴≫
食事提供や家事支援などサービスが充実
全国の有料老人ホームの入居時費用の相場 6,300,000円
東京都においては
東京の有料老人ホームの入居時費用の相場 9,200,000円
※施設によっては数千万円以上かかります。
月額費用の相場 | 入居時費用あり28.4万円 |
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※下記のURLを参照
出典「LIFULL介護」老人ホームの費用相場 https://kaigo.homes.co.jp/market_price/
■特別養護老人ホーム(特養)
≪特徴≫
費用が安い、原則として要介護3以上でないと入居できない。ただし、入居希望者が多くで空きが少ない可能性が大きい。
■グループホーム・ケアハウス
※自治体や社会福祉法人が運営。
≪特徴≫
居住地域などの条件を満たす必要性がある。
【結果、どれを選んだらいいのかわからない?】
■考え方の目安
まずは、要介護状態になった場合に住み続けることができるのか、できないのか?
自立した人向けの施設での共同生活に向き合えるのか?
要介護状態になった場合の施設の受け入れ状況はどうなるのか?
≪事前に入居条件や退去条件を調査をしておく必要があります。≫
➣まずは家族(配偶者)の健康状態を鑑みる必要があります。
➣どれだけの資金を充当できるかも重要です。
【認知症になる前にしておくべき対策】
①まずは、不動産の資産価値を知っておくため不動産会社に査定依頼をしておきます。
※自宅を売却(諸費用差し引き)して手取りがいくらになるのか?自宅の資産価値が下がる前に
早めに不動産会社に相談し検討した方がベストです。
②どんなシニア向け住宅が適しているか事前に調べておく(エリアや予算・施設のサービス内容など)
③相続対策(生前贈与等)
④遺言書作成
⑤家族信託
今回は、『高齢者になったら考える選択肢』をテーマに、いろんなお話をさせて頂きました。
しかし、一番重要なことは・・・
『将来における問題を先延ばしせず、早めの対策を考えておくことが重要です。』
最近、〈家族信託〉を行う方が増えています。または〈リバーズモーゲージ〉を活用する方も増えています。相続対策や不動産の査定など、弊社は無料でコンサルティングを行っています。
【まとめ】
『人生100年時代』と言われてますが、私の不動産における経験上、ほとんどの方が自宅を売って有料老人ホームに入る方をたくさんみています。しかし、体は元気でも、物忘れがひどく場合によっては認知症などの病気になってしまうケースもあり、売却している最中に計画が中断してしまうケースも多々あります。要はその時にじたばたしても既に遅いのです。
認知症により判断能力が低下すれば、当然ですが遺言を書いたり、持っている不動産を売却するなどの法律行為ができなくなります。不動産を売却した資金を充当しようとしたはずが、売却をすぐに行うことができず、例えば、有料老人ホーム(介護型)に入れようと思った場合でも、入居時費用の数百万円が用意できないなんてこともあると思います。
何事も、なってからでは遅い。なる前に専門家に相談しておくと良いと思います。